菊地 千穂 DipWSET

Chiho Kikuchi

菊地 千穂 (Chiho Kikuchi) DipWSETの画像

東京 青山教室講師

大学卒業後、日本航空(JAL)の国際線客室乗務員として10年間勤務。世界各国を訪れる中でワインの魅力に惹かれ、退職後に英国へ渡る。滞在中にWSET資格を取得するとともに、フランスやイタリアをはじめヨーロッパ各地のワイナリーを訪問し、生産者との交流を通じて知見を深めた。 帰国後はWSET講師として活動を開始。2010年よりワインオーストラリアとのタイアップセミナーを担当し、2012年から2017年まで「A+オーストラリアワイン・スクール」公認エデュケーターを務めるなど、長年にわたりワイン教育に携わる。 また、チーズプロフェッショナル資格を取得し、チーズサロンを主宰。ワインとチーズのペアリングセミナーを多数開催してきたほか、日本では近茶流、英国ではル・コルドン・ブルーで料理を学び、ワインと食の相性をテーマとした講座も展開している。二度の英国滞在で培った経験を活かし、ワインの知識だけでなく、その背景にある文化や食の楽しさも伝えている。

  • WSET® Level 4 Diploma in Wines & Spirits
  • WSET® Certified Educator 認定講師
  • JSA認定 ソムリエ
  • CPA認定チーズプロフェッショナル
  • CPA認定チーズ検定講師
  • ワインオーストラリア公認A+Educator(2012-2017)

メッセージ

いつも生徒さんに「ワインを勉強すると世界が広がります!ワインを通して世界旅行を!」とお伝えしています。ワインを学ぶことは、ワイン学だけで無く、歴史、文化、地理、地質、気候、科学、そしてトレンド、世界情勢、、、と多岐に渡ります。一杯のグラスを前に初めて会う方ともすぐに会話が広がっていきます。一人でも多くの方にワイン、そしてチーズの魅力をお伝えできるように私も努力を続けていきたいです。

講師インタビュー

私の親戚は外交的で国際交流に縁の深い人が多く、幼い頃から外国の方々と接する機会に恵まれていました。家庭にはイタリアのワインやチーズ、オリーブオイル、南米のスパイスなどがごく自然にあり、海外の食文化を身近に感じながら育ちました。まだワインは飲めない年齢でしたが、祖父と一緒にイタリアのチーズをトーストして味わう時間は、子ども心にもこの上なく幸せなひとときでした。

もともと料理が好きだったこともあり、ワインとチーズの世界に携わることは、いつしか私の憧れになっていました。その思いを大きく後押ししたのが、JALへの入社を機にさまざまなワインと出会ったこと、英国滞在中にWSETと出会ったこと、そして講師になってから冨永先生にチーズを教えていただいたことです。幼い頃から親しんできた食への興味と、その後の大切な出会いの一つひとつが、現在の私につながっています。

サンテミリオンにて

初めて英国に滞在し、WSETでワインを学んだ際に驚いたのは、ヨーロッパの伝統を背景に持ちながらも、ヨーロッパのワインに偏ることなく、世界中のワインを広い視野で捉えていたことです。当時の日本ではフランスをはじめとするオールドワールドのワインが主流だったため、WSETでの学びによって視野が大きく開かれたことを、今でもよく覚えています。

WSETの魅力は、体系的で分かりやすい学習方法にもあります。単に知識を暗記するのではなく、常に「なぜそうなるのか」「どのようにして生まれるのか」を考えながら、理解を深めていきます。この考え方は、ワインだけでなく、物事の背景や本質を考える習慣も養い、それは日々の生活や人生においても、大いに役立つものだと感じています。

こうした学び方の背景には、イギリスが多様な文化や価値観を受け入れ、世界各国と関わってきた英国ならではの歴史や文化があるのだと思っています。
日本にいながら、ワインを通して世界に目を向け、このような思考法を身につけられることが、WSETの大きな魅力だと思います。

訪問先のワインはどこのワインも思い入れがあります。ボルドー、ブルゴーニュ、アルザス、そしてバローロ、キアンティ、、、どこも飲みながら産地の情景と生産者の顔が目に浮かびます。
またオーストラリアワインの中では、モーニントン・ペニンシュラのピノ・ノワールが好きです。

ヒル・オブ・グレイスの前で

15年に渡り「香りラボ」というクラスを持っています。ブラックグラスに中の香りのサンプルを入れて、実際にワインの香りのイメージと合わせていう内容です。Level2の方からDiploma取得者、コンクールに出ている方までいらっしゃり、皆さんと一丸になって香りを探って行く授業でとても興味深いです。

またサロンで英国の記事を取り上げるのも、最近のトレンドがわかり私自身とても勉強になります。またチーズや、料理とのフードペアリングの授業もとても楽しく大好きです!

英国滞在中にコロナ禍を経験したことで、心身ともに健やかに過ごすことや、人とのつながりの大切さを改めて学びました。その経験から、ワインとチーズを通して、受講者方々の人生を少しでも豊かにできるような授業をしたいと考えています。

モットーは、「楽しく、そしてウェルビーイングを大切に!」。知識を身につけるだけでなく、学ぶ時間そのものを楽しみ、毎日の暮らしに新たな喜びを持ち帰っていただけるよう、私らしい元気で明るい授業を目指しています。

ロンドンにて

Diploma受験中は、母の介護や育児など大変なことが多かったので、ギルドホールに立てたときには、本当に嬉しかったですし、お世話になった皆さんに心から感謝の気持ちでした。そして、滞在中のロンドンでママ友達がお花を持ってサプライズでお祝いに来て下さったことは、忘れられません。

あとはもちろん、大好きなオーストラリアのA+エデュケーターになれたときです!

ワインを教えることは、楽しいことばかりではなく、自分の未熟さと向き合うことでもあります。だからこそ、講師として学び続け、成長していく姿勢を大切にしたいと思っています。

より多くの方にWSETの素晴らしさをお伝えし、一人でも多くの生徒さんに「今日も楽しかった!」と感じていただけるような授業を届けることが、私の目標です。皆さまの学びと豊かなワインライフに貢献できるよう、これからも日々研鑽を重ねてまいります。

ジェームス・ハリデーと
ジャコモ・コンテルノにて
ペトリュスで長年醸造長務めたジャン・クロード・ベルエ氏と