ワインの豆知識

アスプリニオ・ディ・アヴェルサ

2023年8月24日

アスプリニオ・ディ・アヴェルサは南イタリアのカンパニア地方で栽培されるユニークであまり知られていない白ワインで、その古代の葡萄畑には魅力的なストーリーがあります。主にカゼルタ州、アヴェルサの歴史ある町の近くで栽培されるこの土着のブドウ品種は、ローマ時代まで遡ることができる歴史を持っています。

アスプリニオ・ディ・アヴェルサはその特異な栽培方法で知られており、「アルベラータ」システムと呼ばれるもので、ブドウの木は栗の木の枝に沿って育てられパーゴラが形成されます。この古代の技術はブドウを強烈な日光から守るだけでなく、より良い通風を促し病気のリスクを減らします。

その結果、生まれるワインは栽培方法と同様にユニークです。アスプリニオ・ディ・アヴェルサは淡いレモン色をしており、微かな泡立ちがあります。この泡立ちはボトル内で自然発酵することによるものです。その活気ある泡立ちとクリスピな酸味は、シーフードや軽い地中海料理との相性が抜群です。