ワインの豆知識

接ぎ木

2023年3月16日

世界中のワインのブドウの木の大部分は接ぎ木です。接ぎ木とは、台木に切り込みを入れ、その中に収まるように切った穂木を加えて、新しいブドウの木を作ることです。

フィロキセラはヴィティス・ヴィニフェラ種のブドウの木の根を食べる小さなアブラムシですが、アメリカ系のブドウの木の根を攻撃することはできません。そのため、より風味の良いワインができるヴィティス・ヴィニフェラ種のブドウの木を穂木として、アメリカ系のブドウの木を台木として使用するのが一般的です。

接ぎ木にはさまざまな方法がありますが、最もポピュラーなのは「ベンチ接ぎ」で、動画映像にあるように、育苗場で行われているものです。